作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

ありがとうございました 日比谷カタンさんと2マンライブでした

日曜日の高円寺、沢山のご来場ありがとうございました!

ソロの演奏は久しぶり、3月以来でした。

 

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【セットリスト】
1.INTRO
2.ハイデリッヒ
3.ホントのワ・タ・シ
4.ひとつだけ
5.吾子(あこ)
6.ゆっときたい
7.[kaite]
8.フォーマルハウト
9.おんがくのかみさま

 

日比谷カタンさんは演劇的要素を強く持ちながら、巧みなギター捌きで観客を煽ります。ずっと引き込まれて聴いていました。

(この日の衣装はキュートな感じでしたが、パフォーマンスは凄いのです)

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最後には、カタンさんが大好きな乃木坂46の曲『ハルジオンが咲く頃』を一緒に演奏しました。乃木坂46の限定盤CDで、私がピアノを弾いている曲です。

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5月から発売しているユニットのCD『みずうみ』もお買い上げいただき、ありがとうございました![kaite]という曲が収録されています。

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次回のライブは6月15日、四谷Doppoでの2マンライブです。『ミドリの森』というバンドと一緒にやります、こちらも楽しみです。

またお会いできたら嬉しいです。

動画公開 『レアリテ』富山優子トリオ+1 2017年3月10日@四谷Doppo

ちょっと間があいてしまいましたが、少しずつライブ動画を公開していきます。
今年3月、客席の中央にステージを配置する円形劇場のスタイルで行われた、珍しいライブです。

 

富山優子トリオ+1
2017年3月10日
四谷SOUND CREEK Doppo

Vo.Pf. 富山優子
B. 上田哲也
Dr. よしじまともひと
Gt. 樋口裕志(ゲスト)

撮影、編集 大城亜寿馬

youtu.be

 

『おおグリーン』のPVを撮影してくれた大城くんが、今回は撮影と編集を頑張ってくれました。いつもありがとうございます☆☆

少しずつ公開していくので、楽しんでもらえたら幸いです。

ご来場ありがとうございました。みずうみ@吉祥寺MANDA-LA2

実験的ユニット『みずうみ』のミニアルバム発売ライブとなりました。
平日にもかかわらず、沢山のご来場&CD購入をありがとうございました。

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【セットリスト】
・ピアノ弾き語り+ペダルスティール
1.おおグリーン(富山曲)
2.Dear東京(富山曲)
3.ひとつだけ(富山曲)

・ボーカル+ギター
4.[kaite](富山曲)
5.In The Sun(合作)
6.みずうみ(合作)

 

前半はピアノ弾き語りとペダルスティールギターの編成で、ソロの曲を演奏しました。

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後半はミニアルバムの収録曲をデュオで演奏しました。

CDのタイトル曲『みずうみ』では、エレキギターを弾きました。歪ませました。

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どうもありがとうございました!

楽曲『みずうみ』 バンドバージョンの動画公開

youtu.be

 

富山優子トリオ+1
2017年3月10日
四谷SOUND CREEK Doppo

Vo.Pf. 富山優子
B. 上田哲也
Dr. よしじまともひと
Gt. 樋口裕志(ゲスト)

撮影、編集 大城亜寿馬

いつもの富山優子トリオにギターを入れた編成でのバンド演奏です。

この楽曲『みずうみ』から派生した実験的ユニットのミニアルバム発売ライブをやります。明日!です。このユニットはデュオです。

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5月17日 水曜日 吉祥寺MANDA-LA 2
”音楽大航海時代 その7”

18時半オープン 19時半スタート 2,200円+ドリンク

出演:
Lee,Jun&Tincan
弱者同盟
樋口裕志 + 富山優子

CITY HOLE BAR 吉祥寺MANDA-LA 2
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町 2-8-6 第18通南ビル地下
TEL/FAX:0422-42-1579
http://www.mandala.gr.jp/man2.html

どうぞよろしくお願いします☆

about reading a story

中村文則『王国』
衝動と孤独の表現が、際立って美しい。


読書は好きだが何故だか小説が読み辛くなってからしばらく経っていたのだが、ここ最近ボチボチと小説を再び読み始めることが出来ているのは何故かと考えていてフト思い当たったことがある。

その頃は徐々にインターネットでブログサービスが手軽に使えるようになり、様々な個人ブログが公開され始める。初めに見たときは衝撃を受けた。これって日記・・・?個人が日記を他人に見せている。日記とは鍵をかけて机の引き出しにしまっておくものだろう・・・?見てはいけないものを見てしまったかのような罪悪感とは裏腹に、若干の興奮を覚えた。と同時に、私小説を読んだときと似たような気持ちを味わった。他人の心の中が、生活の中身が垣間見えてしまう。後ろめたさと快感。
そしてまた逆の立場も味わう。誰が見ているのかわからないけれど、想像上の大海にわが身を晒す心地よさ。このとき自分の中から、孤独感を癒す選択肢としての小説がなくなっていったのだと思う。

小説を読むのは大変だけれど、インターネットを流し読みするのは簡単だ。小説を書くのは大変だけれど、ブログを書くのは簡単だ。それから時は流れ、SNS隆盛のご時勢にちっぽけな自己承認欲求は簡単に満たされる。わたしはあなたに夢中でした。だってさみしくないんだもの。直接会えば疲れもするし、電話も相手に遠慮してしまう、メールは返事が来ないと淋しさ増しますし、という心境のときに、他人の心を覗き見できるシステムは格好の癒しとなる。


その仕組みをようやく自覚したいま、”逆に”SNSよりも小説を読みたいと思った。賢い作家先生のその筆力で、その表現力で、私を圧倒して頂戴!


写真は『セロ弾きのゴーシュ』の1ページ。野鼠の親子に向かってゴーシュが「おい、おまえたちはパンはたべるのか。」と尋ね、それに対する親鼠の返答

「いえ、もうおパンというものは小麦の粉をこねたりむしたりしてこしらえたものでふくふく膨らんでいておいしいものなそうでございますが、そうでなくても私どもはおうちの戸棚へなど参ったこともございませんし、ましてこれ位お世話になりながらどうしてそれを運びになんど参れましょう。」

かほどの鼠親子が転がるようなテンポよい長文、ここちよい。

 

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