作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

ありがとうございました☆7月9日 富山優子活動10周年記念ライブ

平日にもかかわらず、沢山のご来場ほんとうにありがとうございました!
活動する前から音楽で関わっていた方々、活動初期から聴いてくださっている方々、いつも応援してくださる方々など、音楽でつながった沢山の方々が集まってくださり、終始しあわせなライブでした。

今回は、今までにCD化したソロ曲の中から24曲を選び、新旧とりまぜた2部構成のステージでお送りしました。

 

◇第一部
明るい陽射しに
友達になろう
デジャヴュ
やせがまん
若草の頃
ハイデリッヒ
夕立
おうい鳥よ
私の望み
教育実習の歌
卒業
おんがくのかみさま

 

◇第二部
かぞえうた
わたしたちは、たった、ひとりだ。
シノバズ
ワンダーワールド
おばあちゃんのうた
新しい自分
Intro
おおグリーン
光のトレモロ
Danza homeopathy
Epilogue

en.CPU

 

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どうもありがとう

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イケメン!

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ほんとうにほんとうに

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いつも聴いてくれてありがとう

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お花とカードを頂いた喜び

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浮かれてました

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撮影OKの人だけで、集合写真!

ごほうびのような一日を、ありがとうございました。

これを励みに、引き続き精進してまいります。

 


そしてそして…
持ち曲の中から24曲入りのセットリストを2セット考えて直前まで悩んでいたという話をMCでしたところ、マスターのご好意で、今回やらなかったもう1セット目を別の日にやることにしました。題して

 

『富山優子 活動10周年記念ライブ 第2夜』!!
2019年11月12日(火)夜
新高円寺Stax Fred(25名様限定ライブ)

 

今回やらなかったあの曲が聴きたい!
今回行けなかったので、次は行ってみよう!

2回とも行ってコンプリートしよう!

 

いろんな方々に来ていただけますように。今から予定に組み込んでいただけると嬉しい☆私も、この日を楽しみにして夏を乗り切ろうと思います。レッツ夏!

7月9日 10周年記念ワンマンライブをやります

2009年7月9日が、富山優子名義での初ライブでした。

 

↓終了後のライブレポート↓

ライブが終わりました。 - 作曲家・富山優子 音に言葉

 

その頃は写真を撮ってくれる人もいなくて、文字だけの簡素なレポートを書いていました。まだSNS全盛期というほどでもなかったので、ブログでコメントしあったりしていました。今はもう、ほとんど見られない風習の名残です。

当時は自分のものといえる録音物がほとんどなくて、徐々に覚えていった録音技術をつかって、この年からミニアルバムの制作をはじめました。その後まさか4枚もフルアルバムCDを作ることになるとは考えていませんでした。いろんな作品を作れるようになったのも、あの頃に頑張った経験が大きいと思っています。

ライブ会場も、最初は東京の限られた場所だったのが徐々に増え、人のつながりもあって北陸・名古屋・京都・大阪と関東以外にも行けるようになりました。世の中の流れとして、バンドが演奏できるライブハウスだけじゃなくてアコースティック系のライブバーやライブカフェがどんどん増えていったのも、弾き語り形態で演奏できる場所が増えていった理由の一つでした。

自分のバンドは昔からやりたくて、富山優子エレクトリックバンドもいろんな場所で演奏させてもらいました。一番最初のメンバーでミニアルバムを1枚作れたのは良かったな。現在の富山優子トリオになってからも、ありがたいことにイベントでの演奏機会を幾つもいただけて、5曲入りのアルバムも作りました。

弦楽器主体の富山優子アコースティック楽団のほうは、それらと比べたら演奏機会は少なかったけれど、音楽のクオリティはいつも高かった。いつもいつも、すごくいい時間を過ごせたなぁと思っています。譜面を毎回自分で書いていたので大変でしたが、とても良い経験になりました。

 

いろいろやっていると声をかけてもらえることもあって、山戸結希さんの映画やCM作品で音楽を担当したり(乃木坂46ミュージックビデオのピアノアレンジとか、アルフォートCM)、最近ではフィンランド発の宮崎駿トリビュートCDに楽曲を提供しました。制作過程でのフィンランドとのやりとりが面白かったです。

 

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24曲入り2枚組アルバム『僕らの時代』(2011)

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ピアノ弾き語りアルバム『おおグリーン』(2013)

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3rdアルバム『おんがくのかみさま』(2016)

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ソロアルバム『フォーマルハウト』(2019)

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富山優子エレクトリックバンド(2012)

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富山優子トリオ『Beautiful Harmony』(2019)

 

参加アルバム

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モナレコード コンピレーションアルバム(2011)

 

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フィンランド発の宮崎駿トリビュートアルバム『Toki no Kaze』(2019)

 

ほかにも参加作品があると思うので、お気づきの方はご連絡ください☆

 

そんな10年分の思い出を詰め込んで、ワンマンライブを開催します。こんなとき、阿佐ヶ谷ネクストサンデーがなくなってしまったのは、本当に悔しい!今回は新高円寺のStaxFredでやります。

 

7月9日(火)
新高円寺 STAX FRED
『One man Live show in STAX vol.1!!!』


開場 / 開演
18:30 / 19:00

出演
富山優子

料金
¥2,500(+1drink order)

予約・お問い合わせ
新高円寺STAX FRED 090-9316-8195
東京都杉並区梅里1-7-1 丸山ハウス B1F

弾き語りの聖地でワンマンライブを♪
25名限定予約ライブになります。

お問い合わせやご予約はこちらまで info@tomiyama-yuko.com

 

10年分の感謝/いろんないろんな感情をこめて。

 

ライブレポート 6月前半

最近なんとなく気づいてきたのは、自分はそんなに切り替え早く沢山のことを片付けていくタイプではないということ。
何かを体験したら、当日に咀嚼し、翌日に咀嚼し、その記憶が徐々に薄れていくまでしばらく咀嚼するタイプ。

 

 

6月前半は演奏の機会がたくさんありました。
ご来場まことにありがとうございました!


6月1日(土)富山優子トリオ+タカスギケイ(Gt.)@四谷Doppo
【セットリスト】
1.Walkin', Walkin' Dream
2.レアリテ
3.揺り舟
4.ハイデリッヒ
5.羊は列車から降りて
6.よろこびの種
7.ホントのワ・タ・シ
8.ぜいたくな穴
9.光のトレモロ
enc.ワンダーワールド

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4人の演奏

タカスギさんの特徴の一つであるアンビエントサウンドに包まれて、いつものトリオで美しいものになれたような気がしたのです。

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タカスギケイ(ギター)、よしじまともひと(ドラム)

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上田哲也(ベース)

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富山

またご一緒したいギタリストです!

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対バンのめいくめりーさんも、ありがとうございました!
Doppo7周年おめでとうございます!

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Doppoさん末永く続けてね

 

6月2日(日)富山優子ソロ@四谷天窓コンフォート
【セットリスト】
1.フォーマルハウト
2.Luch of Hummingbird
3.Danza Homeopathy
4.おうい鳥よ
5.ワンダーワールド
6.おおグリーン

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実力者揃いのメンバーで送る一日でした。経験値が高いというか(自分で言うw)
経験値ってだいじですよね。
Coccoの楽曲を手掛けた柴草さん、ボイトレの先生でもある引田さん、ジブリジャズでCDも出された野上さん、皆様の経験がこの日まさに集結して、特別な日をつくったのです。

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左から 柴草玲さん、引田香織さん、私、野上朝生さん

 

そういうメンバーとご一緒できると、身が引き締まります。

ありがとうございました!


6月6日(木)mueさんといっしょ@吉祥寺MANDA-LA2
【セットリスト】
即興的に選んでつなげていったので覚えていません。

対バンのmueさんは曲も好きだけど、普段ごはんに行って話しているときも好き。
いろんなことに対してセンサーが働いて、自分の頭でよく考えて、
人生を豊かにしようとしている所がいいなと思います。

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疲れている

最後にいきなりセッションを無茶ぶられ、mueさんの曲『東京の夜』を一緒に!
楽譜なかったけど、やったよ!
無茶ぶりにも慣れたよ!

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東京の夜中

また一緒にやりたいな☆ありがとうございました。


このあとも色々な方々と色々な場所でご一緒する機会があるなか、
8月24日にピアニスト&コンポーザーの北川とわさんと2台ピアノでご一緒する日が
楽しみすぎて笑っちゃう!
予定をこうしんいたしました→→ http://www.tomiyama-yuko.com/live.html
ドラマチックなとわさんの音楽と、私の音楽が、どんなふうに絡んでいくのだろう?

 

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北川とわ

 


作曲女子同士ならではのライブになると良いなーと思っています。ふるってご予約ください!
ご予約フォーム→→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfUuAq9b4IzWy3WZ-QTxYS1FX2oGrXiM9H8sF1m5LjlQf6wkg/viewform?c=0&w=1&fbclid=IwAR3bO9fN3NBm0tiu40vo2skALATPB8pNLiX7JfYmdytm87yqbp5EjGUybDU

ライブレポート 6月前半

最近なんとなく気づいてきたのは、自分はそんなに切り替え早く沢山のことを片付けていくタイプではないということ。
何かを体験したら、当日に咀嚼し、翌日に咀嚼し、その記憶が徐々に薄れていくまでしばらく咀嚼するタイプ。

 

 

6月前半は演奏の機会がたくさんありました。
ご来場まことにありがとうございました!


6月1日(土)富山優子トリオ+タカスギケイ(Gt.)@四谷Doppo
【セットリスト】
1.Walkin', Walkin' Dream
2.レアリテ
3.揺り舟
4.ハイデリッヒ
5.羊は列車から降りて
6.よろこびの種
7.ホントのワ・タ・シ
8.ぜいたくな穴
9.光のトレモロ
enc.ワンダーワールド

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4人の演奏

タカスギさんの特徴の一つであるアンビエントサウンドに包まれて、いつものトリオで美しいものになれたような気がしたのです。

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タカスギケイ(ギター)、よしじまともひと(ドラム)

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上田哲也(ベース)

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富山

またご一緒したいギタリストです!

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対バンのめいくめりーさんも、ありがとうございました!
Doppo7周年おめでとうございます!

f:id:ytomiyama:20190609191259j:plain

Doppoさん末永く続けてね

 

6月2日(日)富山優子ソロ@四谷天窓コンフォート
【セットリスト】
1.フォーマルハウト
2.Luch of Hummingbird
3.Danza Homeopathy
4.おうい鳥よ
5.ワンダーワールド
6.おおグリーン

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実力者揃いのメンバーで送る一日でした。経験値が高いというか(自分で言うw)
経験値ってだいじですよね。
Coccoの楽曲を手掛けた柴草さん、ボイトレの先生でもある引田さん、ジブリジャズでCDも出された野上さん、皆様の経験がこの日まさに集結して、特別な日をつくったのです。

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左から 柴草玲さん、引田香織さん、私、野上朝生さん

 

そういうメンバーとご一緒できると、身が引き締まります。

ありがとうございました!


6月6日(木)mueさんといっしょ@吉祥寺MANDA-LA2
【セットリスト】
即興的に選んでつなげていったので覚えていません。

対バンのmueさんは曲も好きだけど、普段ごはんに行って話しているときも好き。
いろんなことに対してセンサーが働いて、自分の頭でよく考えて、
人生を豊かにしようとしている所がいいなと思います。

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疲れている

最後にいきなりセッションを無茶ぶられ、mueさんの曲『東京の夜』を一緒に!
楽譜なかったけど、やったよ!
無茶ぶりにも慣れたよ!

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東京の夜中

また一緒にやりたいな☆ありがとうございました。


このあとも色々な方々と色々な場所でご一緒する機会があるなか、
8月24日にピアニスト&コンポーザーの北川とわさんと2台ピアノでご一緒する日が
楽しみすぎて笑っちゃう!
予定をこうしんいたしました→→ http://www.tomiyama-yuko.com/live.html
ドラマチックなとわさんの音楽と、私の音楽が、どんなふうに絡んでいくのだろう?

 

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北川とわ

 


作曲女子同士ならではのライブになると良いなーと思っています。ふるってご予約ください!
ご予約フォーム→→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfUuAq9b4IzWy3WZ-QTxYS1FX2oGrXiM9H8sF1m5LjlQf6wkg/viewform?c=0&w=1&fbclid=IwAR3bO9fN3NBm0tiu40vo2skALATPB8pNLiX7JfYmdytm87yqbp5EjGUybDU

5月22日 トッド・ラングレン東京公演@すみだトリフォニーホール

トッド・ラングレンの日本公演。まさかあの、神に等しいジャズピアニストのブラッド・メルドーが、神に等しい完全ソロライブを行ったすみだトリフォニーホールで見られるとは思わなかった。(2003年ライブ盤 "live in TOKYO" 収録)

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生トッドは人生初

 

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吹き抜けのクリスタルオブジェが美しいクラシックホール

***

 

私はトッドを誰にも渡したくない。笑
他の人とトッドの素晴らしさを分かち合うことは出来ない。

一見開かれているように見えて、トッドは自分自身が大好きで、ひたすら自分のために音楽をやっているように感じる。自分のやりたいように振る舞い、叫びたいように叫ぶ。着たい服を着て、やりたいメイクをする。自分の好きなように音を扱い、多重録音では空間を全部、自分自身で埋め尽くす。そこには限りない自己肯定と屈託のなさがあり、宅録の孤独を通り越した全肯定っぷりには惹かれるしかなく、わたしだけで楽しみたくて人目から隠したくなってしまうのだ。

 

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バタフライ・メイク


ライブ中おもに映し出されていた有名な写真、プライヴェートスタジオでの1人多重録音中に、ギターをぶら下げてバンザイ&ダブルピースをするトッドの写真、あれこそが赤ん坊の全能感にも似たトッドの特徴をよくあらわしてるんじゃないだろうか。昨日は、まさにトッド様ワンマンショーを見させて頂いた二時間だった。

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シンプルなステージセット

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若き日のトッド(細い)



いつも他人の反応を気にかけていて目一杯サービスしてくれるポール・マッカートニーとは対照的だ。似てるけど正反対だ。ポールはいつも誰かのために曲を書き、リスナーにも親密に語りかけてくるけれど、トッドは自分が楽しむことが一番で、いつも自分が今最も興味のあることだけをやる。たぶんそう。自分自身を信じられることは大きな才能のひとつで、だからこそ見ている方は目が離せない。トッドがのびのびと振る舞うさまを、誰にも語りかけたり媚びたりせず好き勝手やるさまを、ただただ見させて頂きその才能に唸るのみ。ライブ前半にたたみかけられた初期の名曲の数々に涙しながら、いま自分が揺さぶられているこの感覚のことは、きっと誰にもうまく伝えられないだろうと思った。あまりにも個人的に表現するトッドの音楽を、あまりにも個人的に受け止めたことについて、今もこんなに字数を使ってなにひとつ言えてないのは、仕方ないことなのである。

 

***


あまりにも個人的に表現すると、個人に伝わる。

そのことを実践しているトッドには、まさに天才の名がふさわしい。