作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

ここ数日の動向

11月26日未明〜27日

THIS IS IT.マイケル・ジャクソンの50公演ツアー準備のドキュメントをまとめた映画。
友人たちが口を揃えて「楽しかった!」「感動の嵐!」「もう一度観たい!!」と言うのを聞いて、そういえば近所の映画館で公開してたな、いつまでだっけな、とウェブでスケジュールをチェックしましたら
27日金曜日まで。つまり明日。
割と最近始まったように思うのにどういうこと?と調べたら、上映期間は2週間だとあとで知った。
予約状況を見ると、仕事が終わってから見に行ける時間帯の枠は、26日も27日も満席。
しかも27日にレイトショーの追加上映まで決定している。なんという人気だ、これはえらいこっちゃ、と焦り、27日の残席僅かの回をウェブで予約しました。

日は明けて27日、仕事終わりにダッシュで映画館に駆け込んで受付に名前を伝えると、何らかの手違いでウェブ予約が完了しておらず、席が取れていなかったことが判明。昨日は残席僅かだったこの回も、既にこの時間では「満席」の看板が。ガビィィーン・・・それでもなんとか食い下がり、残席ありませんか?ありませんよね?へへっ?なんとかなりませんかね?と受付で騒いでいたら、特別席ラインのど真ん中が1席だけ空いていた。こういうときにお一人様は強い。結局、ものすごく良い席で観ることが出来ました。

私はマイケルのファンというわけではないし、進んで聴いたことはなかったのだが、それでも知っている曲が次から次へとぞろぞろ出てくるというのは恐ろしいと思った。知らず知らずのうちに聴いていたのだ。それだけ露出度が高かったということで、これがスターなんだな・・・と感慨しきり。
世界中から集まったダンサーのオーディションシーンと、ライブ中にバックスクリーンで流すための映像を撮影しているシーンが特に面白かった。「スリラー」の撮影シーンでは、特殊メイクを施したゾンビ達(役者)が、本物さながらの墓場セットでうろうろ徘徊してカメラに襲いかかったり、土の中からガバァーッと甦える演技が面白くて、けらけら笑いながら観ていました。って、マイケルのことあまり書けなくてすみません。
あのツアーが実現していたら、伝説になったんだろうな。アメリカの叡智結集というかんじ。


28日

いつもお世話になっている第二師匠について銀座へと、ねこねこ向かった。師匠のアレンジした曲が一曲演奏されるのだ。ステージにはスタインウェイのピアノが眩しい。終演後、連れられるままに楽屋へと挨拶に向かったが、私はこういうのに滅法慣れていないので視線も定まらず、相槌もおかしなタイミングで、ゆらゆらウロウロ挙動も不審になってしまい、「はい」「そうです」「お世話になっています」の3語を発したところで逃げるように帰った。普通でいいから、こういうの最低限ちゃんと出来るようにならないとだめだ。自分にダメ出ししながらホールの外へ出ると小雨、それでも夜の銀座はすっかりクリスマス気分で、イルミネーションは対岸の花火のように視界を揺れていた。



29日

という合間を縫って、いや逆です、CD制作の合間を縫って色々しています。
今回は曲を煮詰めるまでが長かったので、あとはガーと勢いで録ってしまいたいです。
私は昔からレクイエムがとても好きで、フォーレもモーツァルトヴェルディデュリュフレも好きです。レクイエムというのは組曲形式になっていて、複数の楽曲で成り立っています。ラテン語の歌詞も、昔から使われているフォーマットが殆ど決まっています。
今回は、レクイエムの形式から1曲だけ抜粋して作ったものを収録しています。いつの日か、レクイエムが全曲完成すると良いなウシシ・・・と企んでいたりもします。

毎日毎日、作っては壊しの日々なので、映画に行ったりコンサートに行ったりブログを書いたりと気分転換に遊んでいても怒らないでください。
作家の三谷幸喜さんもエッセイの中で、大河ドラマ新撰組!」のホンを書いている時期のことを書いていました。
締め切り前なのにどうしても煮詰まってしまった時は遊びに出かける。だが、楽しそうに遊んでいる姿を番組関係者に目撃されて気まずい思いをした、というようなことを仰っていたその気持ちがよくわかります。



そんなこんなで難産の中、今月のCDも完成しそうであります。次のライブへ持参しますので、是非聴きに来てください。

○2009年12月13日(日)

★ 夜の部 ★
■OPEN 18:30/START 19:00 1,000YEN Drink別
阿佐ヶ谷ネクストサンデー 富山優子 ピアノ弾き語り

他出演: 柳田健一 / 市川ミコル / おのしう
富山の出番は3番目、20時20分です。
富山優子作品 第四集2009年12月号 販売します。


どうぞ宜しくお願いします。