作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

映画音楽鑑賞

今夜は塩ちゃんこ鍋、食後はしょうが湯。すっかり冬スイッチが入っています。
録音がひとまず一段落してホッとしたのか、風邪をひきそう。マスクマン続行です。

なんの気なしに、映画音楽のサントラを聴く。最近、映画音楽の分析に関わっているので、劇伴の音楽がやたら気になる。スター・ウォーズとエイリアンを聴いた。疾走感のある音楽や威風堂々とした音楽を今まで自分からやろうと思ったことは殆どないのだが、そういった音楽を良いと思う。気持ち血圧が上がったように、目を爛々とさせて聴いている。格好良いと思ったり素敵だと感じたりする。リヒャルト・シュトラウスラヴェルの管弦楽法が好きなのだが、そういった語法で書く機会は今や劇伴においてしか無いのだろうか、と思ったりもする。あとは吹奏楽かな。アマオケでもやってくれたりするだろうか。しかし多分、映画音楽のスペシャリストたるオケはそれはそれで特別なのだな・・・一人でぶつくさ考えているうちに夜は過ぎて行った。
音楽を聴いて格好良いとか素敵だとか感じ続けられる人が、良い音楽を生み出すのだと思う。魅力は技術では補えない。魅力は、良いもの(美しさ)を感じ取る力からしか生まれないだろう。音楽家は音楽ファンでもあるのだ。