作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

海とか

海とか海とか海とか行きましたよ!
浜の妙な開放感たるや 砂浜で突然ターッと走り出す犬の気持ちがわかりました。
気温もあったかくて花が咲いていたんで、気持ちも少し楽になりました。
早く春が来ないかなー



今までずっと冬が好きだったけど、
最近冬が辛い。
寒いと心がすさんで苛々する。冷たい風が容赦なく私を排除しようとする。隙間から忍び込んでは皮膚を突き刺し、追い払おうとした途端に逃げていく。見えない敵に脅かされ、体を固くして息をつめて暮らしている。

けど春って、もぞもぞして苛々する。予感が悪い予感じゃなければいいのに、って思う。暖かい空気は停滞して、旋回するヘリコプターの音が遠く聞こえる。倦んでいる、霞がかった太陽が言い知れぬ不安をかき立てる。

けど夏って、不愉快で苛々する。甘ったるい空気が、砂糖菓子みたいにべったりまとわりつく。陽射しと影がくっきりしすぎて、露出オーバーぎみの視界に目眩がしそう。頭の芯がぼうっとして何も考えられない。

けど秋って、淋しくて苛々する。淋しさの所在がわからない。虫の声や涼しい秋風は一見快適だが、余りにも頼りなく刹那的で不安になる。空が高くなり、既に離れていってしまった。




思い始めたら、春夏秋冬いつでも苛々していることになります。常春の国に住みたいと思うこともあります。
とはいえ、気候の変化は複雑な感情表現を生み出す要因でもあるわけですから、これはこれで悪いことばかりでもないのでしょう。


1月最後のライブは、以下です。皆様どうぞ聴きにいらしてください。お待ちしております。



○2010年1月22日(金)
阿佐ヶ谷ネクストサンデー にて 富山優子 ピアノ弾き語り

開場18:30/開演19:00
¥1,000(ドリンク別)

出演:おのしう/mimosa"/梅原ヨシヒロ/富山優子
(富山の演奏は4番目 21:00からです)