作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

パーソナルコンピュータのアレ

朝から作業。


誰でも自宅でコンピュータが使えるようになって、確かに出来ることは増えたが、コンピュータを使えるようにするために費やす時間は随分と多いような気がする。セットアップや使い方を知るまで、そしてメンテナンス。ビデオ形式の変換などは、すんなり出来て欲しいものが何故こんなに手間なのだろう?とよく思う。便利なようでいて不便だ。
例えばWeb上で音源を公募しているサイトがある。そこでは誰もが音源をmp3ファイル形式で送信することが、ごく当たり前のこととして扱われる。その手段を持たない人にとっては、応募することすらままならない。物質的にも技術的にも、所有している/いない というステータスが、公募の第0次審査になってしまうのだ。

かく言う筆者も、インターネットを通じて音源の公開や告知活動を行っている。このブログしかり。手軽に出来ているように思うが、意外と手間を割いている。しかも情報を上げた満足感だけで、人に見てもらえていると錯覚しがちだ。情報は、インターネットに山ほどあり、そこから私のところまで辿り着いてくれる人がどれだけ居るのだろう。

などと言って、単に作業の煩わしさを愚痴っているだけになってしまったようだ。失礼つかまつる。



著者近影