作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

pont de neuf

前回は、パリのエッフェル塔のあたりまで書いたんだっけね。


エッフェル塔あたりから出発しているセーヌ川遊覧船に乗ることにしました。船乗り場は、私たちのような観光客でいっぱいです。船内も、英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・日本語 いろんな言語が飛び交います。
天気が良かったので、屋根のない座席でみんな写真とりまくりです。やたらiPhoneで撮影している人を見ました。これはロンドンでも同じでした。アイフォンおそるべし。

みんなでとりまくり


私も負けじとシャッターを切ります。適当に流して撮影していると、たまにこのような瞬間が来ます。

とり かっこいい



セーヌ川には沢山の橋がかかっており、行く橋々で船を見ている人と目が合います。

見てる


また見てる


寝てる


日本で例えるならば、お台場遊覧船もしくは屋形船でレインボーブリッジを眺めながら観光するといったところでしょうか。街は観光客にとって非日常ですが、住民にとっては日常だということがよくわかります。
ちなみに、セーヌ川にかかっている「ポン・ヌフ」という有名な橋の意味は、
ポン(pont)=橋 ヌフ(neuf)=新しい
という意味で「新橋」なのだ、というのはよく聞く話で、日本の新橋というと途端にガード下を思い出します。


また見てる


この橋は、フェンス部分に何か光るものが沢山くっついています。おわかりでしょうか?ここはポン・デ・ザール(pont des arts)=芸術橋 と呼ばれ、ルーヴル美術館のすぐそばです。発端はよくわからないのですが、恋愛映画を真似て、恋人たちが永遠の愛を誓うために南京錠をかけ、鍵を川に投げ捨てる行為が流行しているのだそうです。

このあと、実際にポン・デ・ザールを渡ってみたら、子供たちが一生懸命に鍵を外そうとしていました。番号合わせのタイプもあるみたいです。

万が一外れちゃったら、愛はどうなるのだろう


ところでこの日、パリではストライキが起こる予定だと言われていました。美術館や観光地なども場所によっては休館となってしまうこともあるので要注意、といわれ、若干ショックを受けていました。でも実際はエッフェル塔も営業中、遊覧船も営業中だったので油断していたところ、この日最後に駆け込もうとした映画美術館は、ストライキの影響を受けて休館していました。(受付には人が居た)綺麗な受付嬢に訪ねてその事実が判明したのですが、悲嘆に暮れている私を見て彼女が最後に言った一言が非常に印象深かった。
「Everyday is different.」
そうか、そうだね、と妙に納得しました。フランス魂を垣間見た気がしました。


今日の落胆と明日への期待がないまぜのまま、日暮れの公園で、メリーゴーラウンドに乗りました。母はいやがったので客はわたし一人だけ、シャンソンをアレンジしたような曲が流れる中、メリーはゴーラウンドしていました。
つづく



さて、明日はライブをやります。最近、ライブってCDと違ってていいんだってことがわかったので、CDとは違う良いものをお見せします!!ちょっと挑戦してみようと思います!!!!よろしくお願いします!!!!!


【富山優子 ピアノ弾き語りライブ】

○2010年11月18日(木)
場所:代々木ブーガル
http://www.bogaloo.net/main.html

開場 18:30/開演 19:00
前売 2,200円/当日 2,500円(ドリンク代別)
「in my room」



出演:霧島寿江、野坂ひかり、サトウエミ、富山優子
(富山の演奏は4番目 21時からです)



今月も、ライブごとに違う曲をやりますよ〜。
ご来場をお待ちしております!