作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

ノウゼンカズラ

今の場所に越して来てから、最初の夏が来る。寒い時期、雪の日に家移りした際には、随分と断熱された暖かい場所だなと感じた。そういえばあの日は指先がかじかんでしばらくの間、痛んだものだったな。

最近ベランダに来た ノウゼンカズラ に水をやる。この草と同じものが、実家に植えてあった。冬の間は枯れ草のように振る舞っていても夏になれば瞬く間に蔓を伸ばし、鮮やかなオレンジ色の花を垂れ下がらせる、その変貌ぶりに毎年驚いては見上げていた。晴れた日には水色の空とオレンジの釣り鐘型のコントラストが爽快である。




今年の夏はどうするのかしら