作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

歌舞伎町の夜

去年の12月かな、新宿歌舞伎町の元・コマ劇場前の野外ステージで演奏したことがありました。当日はとにかく寒いし、風が強くて、楽譜やら何かのケースやら色んなものがブッ飛んで行く中で弾き語りしてました。通行していくひと、共演のかたがた、笑い声、かけ声、拍手、色んな音がカオスになった場所がとにかくとても楽しかった記憶があります。野外だから沢山の音があります。パチンコ屋のアナウンス、映画館前の宣伝スクリーンからの音、風の音、話声、車のクラクション、たまにかき消されそうにもなる中に歌を投げ掛けていると、自分と街が一体になったような面白い感覚が訪れるので、野外は好きです。
そんな結構昔の演奏をたまたま通りすがりに聴いてくださった方から、転換のため一瞬しかお話出来なかったのにもかかわらず、おそらく通信販売で私のCD全7集を購入してくださり、今でも通勤中に聴いています、とツイッター上でメッセージを頂いたのです。
めちゃくちゃ嬉しかった。こんな事が本当に起こるんだ、同時代の人が私の音楽を好きになって聴き続けてくれる、そんな出会いがあるんだ、って思いました。
私の音楽を喜んでくれる皆さんに、私こそ量り知れない勇気をもらっています。いつもありがとうございます。これからも頑張っていきます。


その歌舞伎町音楽祭レポはこちら。
http://www.d-kabukicho.com/nav/event/2010123.html


遠目ですが、まだまだ髪が短いです。今は肩ぐらいは伸びました。