作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

今日のブログ 8/4

帰宅が遅くなり、日付をまたいでブログを書かざるを得なかったその日から、いつか必ず、昨日のブログと今日のブログが共存する一日が来るんじゃないかと危惧していた。

本来ならば、今日のことを今日中に書いてしまいたい。
「ツイッターで『なう』と呟く時点でそれは既に過去だ」と同じような言い方として、「ブログとは過去のことを書いているわけで、一日のことを書こうと思ったら翌日に書かなくてはいけない」と言うことはできるが、だからといって今日のことをあまねく書こうと思うあまり、日付が変わるまでねばってねばってブログを書かないでいた結果、今日の23時59分にとんでもなく面白いことが勃発する、わけはないのだから、今日のうちに今日あったできごとを書いてしまうのが一番望ましい。


長めの前置きはさておき。
今日は心の休暇ということで、自宅で割とゆっくり過ごせました。休みの日には、録りためておいた好きなテレビ番組(主にお笑い)を一度に観るのが好きなのですが、某世界的運動会のおかげで録画にことごとく失敗しているので、別の趣味のことをやっていました。

最近の趣味 フルート

大学で作曲の勉強をした人間は全員、様々な楽器が出来るというのは都市伝説で、気まぐれにヤフオクで買った私のフルートは先ず音が出なかった。どんなに力強く息を吹き込もうが、ヒュルーヒュルルーと、冬場の谷間を駆け抜ける風の音しか出ない。楽器の音が出ないまま嫌になり、練習せずに放置してから数年は経過していた。
今月になってひょっこり、龍笛(雅楽の横笛)がクローゼットから発見され、ためしに吹いたら音は出た。

龍笛


「越天楽(えてんらく)」のフレーズは、まだ覚えていた。
龍笛は出るのにどうしてフルートは出なかったのかな〜、と不思議に思って、数年ぶりにフルートを組み立てた次第。


矢張り音は出ない。出るといえば出るが、いまだに風の音だ。
昔と比べて今は過熱する情報化社会。フルート初心者のための情報など、幾らでも転がっているに違いない。まずは指づかいを調べた。


まずは思っていたのと指づかいが違った。リコーダーと同じようなものだろうと、適当に押さえていた。正式な指づかいで押さえた結果、谷間を吹き抜ける風の音から土管を吹き抜ける風の音へと変わった。音量もアップした。
このぶんでは、色々な思い違いがあるに違いない・・・そこから更に情報化社会を利用し、色々と調べた。唇の吹き口への当て方、これも角度が違っていた。吹き口のエッヂ部分を意識しなくてはいけないらしい。そのようにすると、広い音域が出るようになってきた。しかし高い音から低い音へのオクターヴ移動がうまく出来ないのは何故だ。殆どまぐれか気合いで音を高くしたり低くしたりするしかないのは、一体どういうことだ。ロックキーボードは顔で弾け、というアレと同じことか?そんなはずはない、また調べる。なるほど、楽器を組み立てる際の角度が重要なのだな。適当に組み立てていた。書かれているとおり、ちゃんとやってみたら、最初よりは随分とマシになった。・・・基本をないがしろにしてはならない、ということがよくわかります。


へたくそでも楽しい、趣味が出来てよかった。
フルートの後、ピアノを弾いたらどんな曲でも思う通り自由に弾けて、なんてありがたいんだと感激して心が震えました。

ピアノ大好き☆

ではまた