作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

山中きょうじゅ、おめでとうございます!

昨日から新聞やテレビで沢山見られます、iPS細胞を作り出した山中教授。
発明の発表から6年でノーベル賞を受賞という異例の速さもさることながら、一番興味深かったエピソードは、iPS細胞を初めて作ったときの事。

細胞に入れ込む遺伝子を探すなかで、必要な遺伝子を24種類にまで絞り込めたものの、なかなかうまくいかず、「せっかくだから」との理由で細胞に24種類の遺伝子すべてを放り込んだところ、iPS細胞の原型ともいえる細胞へと変化したらしいです。
遺伝子の全部乗せ、というまさかの荒唐無稽な話にも驚いたし、成功するまでには数多の失敗を繰り返してきたはずで、それでも研究を続けた不屈の精神と、医療発展に尽くす志の高さには、たくさんの人が感銘を受けたことでしょう。


今までの常識を覆すような結果を生み出し、いわば生命のタイムマシンが可能であると証明できるなんて、SFのようなことを実際に起こした人の発想はどれほどユニークなものなのでしょうか。興味しんしんです。