作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

年末年始のご挨拶

今年も恒例の大忘年会を自宅で行い、そこで頂いた野菜やらなんやらを事後に煮炊きし、年末年始を食いつなぐ準備が整いました。頂き物deおせち。Thanks!

 

なにせ365日もあります故、年の瀬に振り返れば、毎年なんらかの出来事が思い起こされるわけですが、恒例の振り返りを行う時期が今年もやってまいりました。

SNSの機能で、一年間の出来事を自動的にランク付けするツールがあるのですが、自身の思いが「いいね!」の数で価値付けされて良いわけがないので、いつものように手動で書きましょう。

 

1月 普通にライブ。4本。Emiko Bleuさん、天笠さんらとの共演たのしかった。

2月 普通にライブ。6本。新アルバム用に録音を始める。

3月 「デンデケプロダクション」企画の第1回に、バンドで出演させていただく。

4月 今はなきビストロサンジャックで、弾き語りワンマンライブを開催。満員御礼!

5月 普通にライブ。3本。

6月 普通にライブ。5本。入江陽さんと出会う。

7月 普通にライブ。3本。アルバムPVを撮影しに山奥へ。大雨に降られる。

8月 普通にライブ。5本。あとはひたすら録音と編集の日々。猛暑。

   富山優子名義のライブ回数が200回を超える。たくさんありがとう。

9月 アルバムのコメントを10人に頂く。ありがとうございました!

10月 アルバム「おおグリーン」発売!記念ライブ!満員御礼!

   池ちゃんの結婚パーティ、即席バンドで歌っておもろかった。

11月 名阪ツアー。タワーレコード渋谷店インストアライブ!

12月 各音楽雑誌「ミュージック・マガジン」「ストレンジ・デイズ」「CDジャーナル」音楽サイト「OTOTOY」に、アルバム批評やインタビュー記事が掲載される。自身の音楽コラムが「キーボード・マガジン」に掲載される。

 

本当に盛りだくさんの一年をありがとうございます。

また来年も、関わってください。よろしくお願い致します。

 

 

さて、年末の一言を。

 

「普通が一番」 良く聞く言葉です。

でも作品に関して思うに、

「普通じゃ駄目なんです」。

どこかしらに飛びぬけた箇所がまるで見当たらない普通の作品に使う時間はありません。

 

でも「普通」というのもなかなか難しいことで、それは例えば

「TVドラマの中で普通に悲しげな音楽」とか

「ファミレスの中で普通に賑やかな音楽」とか

そんな文脈で考えられますし、

それを作る職人さんたちは、音楽の訓練を積んできています。

自分に引き付けて言うならば

「ライブハウスで普通に聴けるシンガーソングライター」

を作り上げるのに、周りを見ていてもやっぱり数年はかかるわけです。

 

ファーストアルバム「僕らの時代」は、普通のピアノ弾き語りではないと思っています。

セカンドアルバム「おおグリーン」で、やっと自分の「普通」を作れたような気がします。

「自分の普通」が見つかったので、これからは「普通じゃ駄目じゃん」と言い聞かせながら、いつまでもキラキラ輝くような音楽を作っていけますように。

一個人の足跡を、更なる銀盤へ封じ込められますように。

 

とにもかくにも健康と平和を祈ります。皆様もよい年末年始をお迎えくださいませ。

 

富山優子しるす