作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

梅二朶

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紅は匂い立ち 春のおとないを聞く

白は深く呼吸し しずかに儀式を待つ

ふたりのいろまじわる あわいにおり

いったい何を響かせよう

(転がり続ける刹那)

  

それぞれがそれぞれに語りつくしたのち 零れる歌の

終わりまで聴き遂げられるのなら

(音は転がり続ける刹那)

くしゃくしゃの髪を梳き 生まれたばかりの渦中へと飛び込もう

 

それを持って