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作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

1月21日(木) 雪とけのこる

 木曜日、けっこうキツいので、金曜日だと思ってみる。

 昼間のラジオは赤江珠緒と博多大吉。もし今日が休日だったら、ドライブしながら車の中で聴けたのかも。休日に、丘の上の中央公園へ向かう車の中で聴くラジオは、なんだか特別。

 

 少し疲れた…かすみ目。

 いろいろと本を読む。内田樹村上春樹にご用心』、三浦しをん『お友達からお願いします』、読みやすい。読んでいて関連事項を調べたくなったり、関連書籍を読みたくなる本は、良本だと思っている。それだけ一冊に深さを感じる。

 他にも読んでみたい本があるので手帳の最終ページに書き込んでおく。村上春樹の新刊やら。読みたい本が図書館に置いていなかったり300人超えの順番待ちだったりして口惜しいときは、人気のある新刊なら幾らでも在庫があるのではないかと中古本販売チェーン店に走りたくなる。かようにして部屋に本が増え、増えた本が再び中古本チェーン店に売られ、最終的には処分されているんだろうな…。

 本は読みたし、所持品はシンプルにしたし、矛盾した信条が今日も私を図書館へと走らせる。

 

 作家についてインターネットで調べているうち、幾つか知ったことがある。勿論それらは所詮インターネット記事に書かれていたことであり、直接どなたか作家さんに伺ったわけではないことを書き添えておく。

その1.作家業だけで生活費を稼ぎ出せている人は、とても少ない。

その2.最近は小説の売れ行きが、かんばしくない。

その3.長編小説を書くためには、毎日少しずつ書き進めなくてはならない。

その4.作家は、執筆を習慣化するための工夫をなにかしらしている。

 小説家は努力家なんだなぁと思う。

その5.たいていの小説家は、読書量が多い。

 本ばかり読んで、お金になるかわからない執筆に時間を使うだなんて、よっぽど好きじゃなければやらないだろうし、かの村上春樹さんですら(だからこそ?)「小説家は才能がすべて」と言い切ってしまうほど厳しい道であり、懸命に書いたからといって報われるとは限らないのだ。

 

 同世代の人間が作り出して書きつけた物語に金を払い、読む。

 人間にとって必須な衣食住に対価を払うのは、誰でもやっている。一体なんのためであれば、必須ではないものに対価を払うのだろう。自分だったら、仕事の疲れをとるリラックスグッズ、音楽や映画鑑賞、情報収集のための雑誌やハウツー本、菓子、アミューズメント施設…ざっと思いを巡らすだけでも沢山の愉しみがある。それら並みいる競争相手の中から一冊の本を手に取ってもらわねばならないのだ。インターネットのお手軽さに対し、なんとハードルが高いのだろう。ちいさな一冊の文庫本からですら、作家と編集者の意気込みというか怨念が立ち上ってくる気がするのは、たんなる気のせいだけではあるまい。

 

 それだけに、一冊の本と対峙する時間は、他に代えがたい貴重な体験として今日も私の心に刻みつけられるのです。