作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

ワンマンライブ 本日18:30~神保町試聴室です

録画していた、4月放送の番組『もうひとつのショパンコンクール~ピアノ調律師たちの闘い~』をようやく観ました。

KAWAIのピアノがヨーロッパで愛されていると知り、さもありなん、低音が豊かで全体的に少し曇ったようないろのある音色が私も大好きです。
ショパンコンクールでピアニストが選択出来る4種類のピアノは、スタインウェイヤマハ、カワイ、そして新興メーカーであるイタリアのファツィオリ。
ファツィオリのピアノって弾いたことないけど、聴いたかぎりでは軽くて煌びやかであんまり好みじゃないかもー、って思ってた。こんかいのショパンコンクールのファツィオリ調律師は日本人で、ショパン作品の柔らかく暖かい音を重視して音を作ったとのこと。そのようにして作られたピアノの音は淡い色彩でとても惹かれたけど、最近のコンクールという場所ではもっと華やかで反射神経の早い音が好まれるようで、選考会の前半ではピアニストに全く選ばれないファツィオリ。焦るファツィオリ。
やむなく作戦を変更して、途中からピアノのアクション部分(鍵盤からハンマーまでのセット部品)を、そっくり別に用意してきた華やかなセッティングのアクションに変更するファツィオリ。また別の魅力的な音で鳴り始めるピアノ。はー魔法みたい。

ピアノといえども、作曲家によって、ピアニストによって、欲しいピアノの音色は絶対に違うから、必要な3人目の調律師さんに出会えたときに最も音楽は輝くのだろうな、と、3rdアルバムのレコーディング前に一緒に音を作ってくれた小谷さんから、調律の手ほどきを受けたことを思い出しながら興味深く観ました。

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さて今夜はワンマンライブです。
きょうは車で楽器を持っていきます。(ピアノじゃないよ)
夜は雨がやむといいな。


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◎10月9日(日、祝前日)
神保町 試聴室
『優子の音楽実験室』

開場 / 開演
18:00 / 18:30

出演
富山優子

料金
¥2,500(1ドリンク、スナック込)

会場
神保町試聴室(http://shicho.org/
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田1階
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ご予約・お問い合わせは
神保町試聴室 http://shicho.org/2016/10/1event161009/
メール info@tomiyama-yuko.com
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