作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

日記

何かのきっかけがないと休まない。

昨日は、しばらく手掛けていた作品の目処が立ったので、ようやく安心して眠れた。自分にとっての作曲とは、生活様式を乱されてまでも、やるべきことである。

 

従来なら田舎に帰って灼熱地獄の墓参りを敢行している頃だが、そんな場合じゃないのはコロナが(韻)。霊は墓にいるのか?空はつながっているのだから、慰霊の気持ちがあれば何処にいても参れるはずだ。そんなことを思いながら、しかし誰もいない家に帰りたい気持ち。

 

最近書いた新曲『散華』を、7日の配信ライブで演奏した。

この曲の要である箇所「今日もまた私は元気 ここにはあなたがいなくても それが一番悲しいこと」は、「あんなに大切に思っていたあなたがいない日常の中で、自分は元気にいられることが悲しい」つまり、あなたを失った悲しみを忘れかけているということ。

自分の元気を自覚すると悲しいだなんて無限地獄だけど、そうやって人は忘れながら生きている。