この土日は天気の良い中でのんびり出来て、とても良い休日を過ごせました。
街中がしきりにハッピーハロウィンと言うので、先走ってクリスマスツリーを作りました。我ながらひねくれているなぁと思う。
過去のファイルを色々整理していたら、珍しいものが出てきた。
それまでも週1回くらいのペースでいろんな場所で演奏していたのだけれど、
とうとう覚悟を決めて本名名義でソロ活動を始めた最初のライブ録音。
「ルフラン」とか「デジャヴュ」のような今も歌っている曲のほか、
当時友人たちと組んでいた大人数バンド『Quecialle』でやっていた曲を
ピアノ弾き語りで演奏していた。
2009年9月11日 荻窪ベルベットサン
『ねむりにつくまえに』
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眠りにつくまえに
終わりのおしゃべりも
つながっていたいけど
あなたを困らせたくはない
よろこびを願うほど
からだが溶けてく
悲しい夢ばかり
つかもうとしては触れない
時間を惜しむほど
こころが解けてく
つかまえていたいけど
あなたを困らせたくはない
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この曲をソロで演奏したのは、これが最初で最後だったか。
何でこれをセットリストに入れたんだろう。気にいっていたのかな。
友達が聴きにきてくれた。
友人たちと演奏するのは楽しかった。最初は3人だったんだけど、
どんどん増えて行って最終的には10人超えだったんじゃないかな。
人数が多いので収拾なんて全くつかなくて、でもそのときは収拾をつけずに
リーダー不在の共同体を作ってみたかった。
やりたかったから楽譜を書いて渡して、広いスタジオを借りて練習して、
ただ音が出て、それでよかった。
過去にしがみつくでもなく突き放すでもなく、
必死に生きていた記憶としてただ懐かしく、
いろんな体験は今でも自分の中に共存していて、
即興演奏の時にちらほらと顔を出す。
途切れた存在も、
続いていく存在も、
みんな愛している。