作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

冬の疲れ 春の息吹

職場の大学は昨日が卒業式で、華やかな袴姿の卒業生達が大騒ぎで旅立っていきました。
桜の蕾が今にもほころびそうな、まだ少し冷たい空気の中で、あたしは風邪を引きました。
明日のライブでは、今やれることをやれるだけやってこようと思います。聴きに来てください。


○2010年3月21日(日)
場所:阿佐ヶ谷ネクストサンデー
開場 18:30 / 開演19:00
1,000YEN Drink別

出演:kano/楽の音/富山優子/進化論
(富山の演奏は3番目 20:20からです)



遅々とした歩みは依然変わらず、出来ることも少なく、完璧な音楽に憧れてばかり、他の音楽家に憧れてばかりの怠惰な私は、変わらなきゃいけないなぁと思うこと最近しきり。2010年のニッポンの東京で、一体何をどのようにやったらいいのだろうか、と思い始めると茫漠たる前途に言葉を失う、失われていく、一人で考えていても答えは出ない、応えてはくれない、そうか社会の中にいて一人で生きていくことなんてどだい無理な話だったんだ。



ここはしずかで ひんやりとして 音は鳴っても 音楽が無い 誰も居ない 歌の記憶が遠く 感覚は奪われ 意識が沈み込む 眠りだけがある
部屋から出なければ。



いま、ジョニ・ミッチェルの「Travelogue」というアルバムを聴いています。辞書によると、「(写真や映画を用いた)旅行談」の意味なのだそうです。スロウな曲でのフル・オーケストラアレンジが特に美しい。