セカンドアルバムからずっと、ボーカルの録音にはノイマンというメーカーのマイクを使っている。声が柔らかく厚みを持って録音できるので、とても気に入っている。
配信ライブで使ったらどうなるか試してみたところ、どうも柔らかすぎてボーカルが埋もれぎみになってしまう。レコーディングでは良いんだけど、ライブだとイメージと違った。
ピアノにはAKGというメーカーのマイクを２本使っていて、こちらはシャキシャキとした解像度の高い音になるのだが、配信ではどうもやかましいなと感じてしまい、ピアノの蓋やマイクの位置でわざわざ調整していた。
ボーカルはもう少し目立たせたいし、ピアノはもう少し柔らかくしたい。
ということは・・・入れ替わったらいいんじゃない？
そこでノイマンのマイクをもう一本買い足した。けっして安くはないぜ・・・。
届いた箱すらカッコいい。マイクのグリル部分のような網目模様をアップでプリントしてある。
先日の配信ライブで早速試してみた。ノイマンをピアノに、AKGをボーカルに。
結果、とっても私好みの音に仕上がりました。YouTubeのアーカイブを確認してみた。良い。ピアノ良い。
嬉しくなって、一部切り出してアップロードしました。
『夜の街へ』最近の新曲です。
自分にしては珍しい、疾走感のあるナンバーです。是非ご覧くださいませ☆
さて新しく来たマイクは厚紙の箱に入っていて、使うたびに出し入れすると段々とボロボロになってくる。
１本目は、100均で買った弁当箱に防湿剤を入れて保管している。
セオリー的には間違っちゃいないんだけど、せっかくドイツからいらっしゃったのに、あのビートルズも使ったノイマン様なのに、なんだか不憫で、
「いつか母さんがウレタンをくり抜いてアルミケースに収めてあげるから」と思いつつ、月日が流れた。
２本まとめてアルミケースに収めたら綺麗だろうなといちおうサウンドハウスを検索して、DIYがめんどくさくなり、結局100均に向かった。
どうも締まらない絵面。
配信で使っているカメラの横に並べてみた。
可愛いけど可愛くなくて割と落ち着く。
色々と試してみた末に、結局好きなものをずっと使っていたい。
