作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

YojikとWanda

いつもより少し遅くに起きて、洗濯をしながらベッドで新聞読んで、ごはんを作ってラジオを聴きながら食べてたら、突然に


これが日常てやつ?


と思いました。ライブが続いていたので、沢山の人に会ったり色んな場所のピアノを弾いたりご飯を食べたりして生きてたから、なんか精神的には遊牧民。たかが日本の東京、中央線近辺の話なんだけどね。


私と他人の生活は、基本的にリンクしない。お互いに、何を食べようが休日にどこへ行こうが何を読もうが関係ない。映画を見て泣いたり旅行に出掛けたり失恋したりしても、私はあなたを理解していないし、私はあなたに理解されていない。基本、関係ない。あなたの痛みは私の痛みとはならない。

だが、人は人と必ず関わる。家族や、友達や、仕事仲間や、お客さんや、店員と、どこかで必ず接触する。新しい出会いも、沢山ある。今まで知らなかった人とは、ひとたび出会えば知っている人になって、一緒に話をしてもいい。
思いがけず、自分と似たような意見に出会うことがある。同じものを褒める時がある。同じような悩みを聞くことがある。
同じような日常を送っているのだと知る。


それを知って私は驚く。一人ひとりの悩みや考えが、みんなのものになるからだ。


いただいた音楽は優しさとけだるさに満ち溢れていて、かぎりなくベッドに沈み込んでいる私はそんなに疲れているのか。最近は、休んでも休んでも、全身がだるい。



憧れるばかりでなく出来ることでやろうと思ったけれど、出来ることが余りにも少なくてガッカリしている。