作曲家・富山優子 音に言葉

日々之音楽・思考・言葉

ととのう

珍しく、今月の20日までライブが無いので、こういうときこそ次の展開を考えておく。すると気持ちも、ととのう。

まだ知らない人たちに会いに行こう。新しい場所で演奏してみよう。ライブハウスばっかりじゃなくて、ライブバー・ライブカフェも良いかもね。そういえば池ノ上ルイナもとい池ノ上ボブテイル、復活しないかなぁ。復活してほしいんだけどなぁ。あのピアノは元気かなぁ。お客さんの近くにいられるあの位の規模が私には丁度よかったのかも、と今になって思う。
あとお昼のライブも良いかもね。先日訪れた自由が丘、女性がたくさん居てオシャレな街だから、お昼にライブ観てそのあと少し買い物して帰るのも、素敵な休日になりそう。
自分のお店、いつか持ちたいなぁ。ってこれはまだ早すぎる希望。せめて今できることは、自分のホームにあたる場所をみつけるってこと。月に多くて2回でいいから、定期的にいつも出演できてピアノがあって演奏しやすくて、お客様にとっても居心地が良い場所がみつかれば、最高なんだけどなぁ。見当違いな望みかもしれないけど、今まで一度も深くリラックスして演奏できたことが無い。家で演奏しているときみたいに出来ると、一番よいからそうしたい。


ハッ!!・・・・・・脱線してしまいました。


バンドって、賭けみたいな気がする。メンバーそれぞれの精神状態・健康状態・人間関係・場所との相性・タイミングもろもろ左右される条件が多すぎるから、ある一定まではそれなりに出来るけど、その後は制御不能のモンスターみたい。だから面白い、されど隔靴掻痒なときもある。バンドはバンド内のバランスというものがあるのだな、と最近気づき、バンドにおいては自分ばっかりで何とかしようとしないようにしてる。
ソロの場合は、自分でやったことは必ず自分に還ってくるから、わかりやすいといえばそうだ。なんかもう、完全にそうだ。お客さんに思い切って投げたボールが、直接還ってくるから非常にわかりやすいし、それだけお客さんの心に直接触れるように振舞ったほうがきっと伝わる。
ピアノという楽器も今から考えれば丁度よかったのかもね。ギターに憧れて嫉妬したりもしてたけど、自分の声にはピアノが合っている気がする。慣れなのかな?でもきっと私のピアノからは、その場に居ない沢山の楽器が一度に鳴ってくれている、そんな気がするから手放せない。ていうか、それしか出来ない。

これからもっと、新しい言葉を覚えて、新しい人たちに出会って、新しい感情を得て、新しい曲を作って演奏していくんだろうな。楽しみだ。とても楽しみだ。だから会ったら、世界の話をしようよ。私たちの世界の話を。そのために、ととのえておくからね。